日本経済新聞のグループの広告代理店である『日本経済広告社(ADEX)』。
他に日本経済新聞グループの広告代理店には『日本経済社』という会社もありますが、これとはまた別物です。
日本経済新聞との資本関係という面で言えば、『日本経済社』の方が強固であり、こちら『日本経済広告社(ADEX)』は通称ADEXという名称で呼ばれることが多いです。
ただ、大きな母体のグループとは言え、意外にも広告賞の受賞や、強い営業力などエッジの効いたインパクトを広告業界にもたらしているこの『日本経済広告社(ADEX)』。
そんな『日本経済広告社』ですが、実際に中途採用や第二新卒として転職する際にはどのようなポイントがあるのでしょうか。
『日本経済広告社』に転職する方法|『日本経済広告社』に強い転職エージェント・転職サイト
『日本経済広告社』に転職する方法ですが、大きく分けて3つの方法があります。
ひとつは『リクナビNEXT』『マイナビ転職』などの転職サイトを利用して転職する方法。そしてもうひとつは『マスメディアン』『マイナビITエージェント』『リクルートエージェント』などの転職エージェントを利用して転職する方法。そして最後が企業のサイトや知人の紹介などから直接応募する方法の合計3つが主な手段として挙げられます。
『日本経済広告社』への転職に有利な転職サイトと転職エージェントの比較
まず転職サイトと転職エージェントに比較についてですが、こちらは『日本経済広告社』などの大手企業の関連会社であるハウスエージェンシーへの転職に際して言えば確実に転職エージェントの利用を推奨いたします。
理由としては、基本的に採用情報=企業の経営戦略でもあるため、企業としてはあまり誰でも見られる状態にしたくないというのが本音です。一方で、優秀な方の目には触れたいのでその二律背反が採用担当者にとっての永遠のジレンマでもあります。
上記を踏まえると、転職サイトというのはメールアドレスを入力するだけで登録できるため、不特定多数の目に触れると言えます。一方で、転職エージェントは、登録してから1度キャリアアドバイザーとの面談を受けた上で登録されるため、企業の実際の事情や、表に出せない将来的な経営戦略なども積極的に公開されています(個人的には投資家も転職エージェントに登録した方が良いとさえ思います)。
以上を踏まえると、転職活動に際しより良い待遇を狙うのであれば、『リクナビNEXT』『マイナビ転職』などの転職サイトと『マスメディアン』『マイナビITエージェント』『リクルートエージェント』などの転職エージェントであれば、必然的に転職エージェントの登録が必要となります。
『日本経済広告社』への転職に有利な転職エージェントと直接応募の比較
次に、転職エージェントと企業サイトなどの直接応募の比較ですが、こちらは一概に優劣はつけられません。
転職エージェントのメリットとしては、企業の採用担当者と精通したキャリアアドバイザーが求職者の担当につくため、企業が求める人材に合わせた、職務経歴書やポートフォリオの作成方法や、面接対策などを受けることができます。
一方で、直接応募のメリットとしては転職エージェントを挟まないため、企業側からすると手数料を取られないというメリットがあります。なので、もし企業の事情や求める人材について採用担当者とコミュニケーションを取れる状態であるならば直接応募の方が優位と言えるでしょう。
但し、年間の中途採用者の採用予算は既に決まっており、転職エージェントの活用もあくまで費用対効果を見込んで活用しているので、手数料の面で採用に優劣が付くということは原則ありません。なので、特段のコネクションがない場合は転職エージェントの活用が採用への近道と言えるでしょう。
『日本経済広告社』の中途採用・キャリア採用・第二新卒での募集職種
では、実際に『日本経済広告社』への転職に際し、どのような職種が募集されているのかを、各チャネル別に見ていきましょう。また転職活動において、転職エージェントに複数登録される方が大半です。一方で登録時の基本情報の入力は数が重なると負担となります。なので、一度登録したらPCやスマートフォンのメモ帳に一通り情報を記載し、コピー&ペーストで効率的に登録することをおすすめいたします。
マスメディアン経由
リクルートエージェント経由
転職関連企業として高い知名度を誇るリクルートが運営する転職エージェント『リクルートエージェント』。総求人数10万件以上という圧倒的な求人数を背景に電通、博報堂といった大手企業以外の広告会社も多数掲載しているのが特徴です。見逃し対策に登録することが必須といえるでしょう。一方で広告業界専門ではないので、そうした意味では書類作成や面接対策にはマスメディアンの方が強い面もあり、どちらも併用することがおすすめとなります。
※原則最新の情報を掲載するように努めておりますが、定員に達するなどの理由で転職エージェントに求人がない場合もございますのでご了承ください。また転職エージェントに登録を断られたなどの場合は、下記の『転職エージェントに登録を断られた場合』をご覧ください。
『日本経済広告社(ADEX)』の残業時間は?平均と比べるとブラック企業?
気になる『日本経済広告社(ADEX)』の残業時間ですが、実際にはどうなのでしょうか。
口コミサイトを見てみると、月間の平均残業時間は37時間とありました。広告代理店としてはやや少ない方でしょうか。
実際の口コミを見て見ても、
残業は当たり前。大手に勝つには販促物など細かいところで受注する必要があった。
昔は徹夜などもあったが、今では厳しくなった。対策も形骸化しておらず改善傾向。
個人商店のような形なので、融通はきく。
といったコメントが並んでいました。
実際に、日本経済新聞のグループ会社ではあるものの、アカウント(お客さん)の幅はかなり広いようなので、やりがいは相当ありそうな印象を受けますね。
その代わり新規の受注を目指す時は労働時間も伸びるのかなと思った印象でしたが、徹夜などはないということで、ある程度の秩序は保たれた中でガツガツやれるというような形でしょうか。
また、『日本経済広告社(ADEX)』は中堅代理店ではありますが、広告賞などにもたまに電通・博報堂・クリエイティブエージェンシーに混じって受賞していることが多いので、そういったクリエイティブ力と、新規アカウントを持ってくる営業力は強みと言えるかもしれません。
『日本経済広告社(ADEX)』の気になる年収は?営業、マーケティング、クリエイティブなど職種別でも検証!
では気になる年収はどのくらいなのでしょうか。
口コミなどの平均年収を算出すると、大体400-700万円くらいが相場のようです。
また過去に公開されていた求人や、業界内での話の一部を見てみると以下のような数値となっています。
- 営業職 400万-650万
- マーケティング職 380万-680万
とありました。
おそらくあまり採用時点では、職種による年収の差別化はそこまでしていないのかもしれませんね。
業界TOP30前後の規模の会社では平均的な数値と言えるのでしょうか。
『日本経済広告社(ADEX)』への転職ならまず登録しておきたい転職エージェント
広告業界への転職ならまず登録しておきたい『マスメディアン』
電通・博報堂・リクルートなどの大手広告代理店の営業、マーケティング、クリエイティブ、デジタル、人事・経理など職種の幅はもちろん、外資系広告代理店、インターネット広告代理店、CMプロダクション、広告制作会社など、広告業界に関する実績はほぼ網羅している転職エージェントです。広告業界専門の転職エージェントなため、職務経歴書などの書類添削から、面接対策まで、より専門的に対応してもらうことが可能です。また24時間アクセスできる会員制求人ポータルも閲覧できるメリットがあります(登録無料)。