コンサル業界10社のクリエイティブ職の特徴・年収・仕事内容解説|中途採用におすすめの転職エージェント

コンサル業界
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「コンサルのクリエイティブって、実際どんな仕事をするんだろう?」
「コンサルのクリエイティブへの転職を考えているけど、どのように進めればいいかわからない……」

この記事では、そんな疑問や悩みを持つ方に向けて、コンサルティング業界におけるクリエイティブ職の役割や特徴、転職の進め方まで丁寧に解説します。

 

近年、アクセンチュアによるDroga5の買収に象徴されるように、コンサル業界がクリエイティブ領域へ進出する動きが加速しています。背景には次のような市場環境の変化があります。

  • 不確実性の高いVUCA時代において、定量データだけでは解けない課題に対する創造的な解決力が求められている
  • 商品・サービスがコモディティ化する中で、**差別化やファンづくりに不可欠な「共感を生む体験設計力」**へのニーズが高まっている

論理だけでは動かない顧客の心を動かし、戦略に感情と文脈を与える。
それが、いまコンサルファームにおける「クリエイティブ職」に期待されている役割です。

 

その中で、コンサルのクリエイティブ職への転職の一歩目としておすすめなのが以下の転職エージェントへの登録です。
 
大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位
アクシスコンサルティング
 
◆アクセンチュアやBIG4転職に強く、利用者の9割はコンサル業界未経験
MyVision
 
◆マーケティング・クリエイティブ特化で年間6万人以上の転職支援実績
マスメディアン
 
 
現在もコンサルティング関連の経験がある場合はアクシスコンサルティング
経験がない場合はMyVision
に登録しコンサルティング業界の最新情報や選考の特徴などをキャッチアップしつつ、
コンサルの経験有無に関わらず、マスメディアンでクリエイティブスキルの言語化や選考での強みのアピール方法などを磨いていくのがベストな転職の進め方です。

なぜコンサルティング業界でクリエイティブ職が人気なのか?

かつてのコンサルティング業界といえば、「戦略立案=ロジック」の世界が中心でした。
しかし今、業界内で急速にクリエイティブ職へのニーズと注目が高まっています。

背景にあるのは、「正解がひとつではない時代」への変化です。

市場が成熟し、プロダクトやサービスのスペック差が見えづらくなった今、
「共感」や「ストーリー」、「体験価値」といった定量化しづらい要素が重要視されるようになっています。

また、SNS・UI・UX・ブランド設計といった生活者との接点設計は、もはや戦略の一部です。
ロジックだけでなく、**感性や構想力を武器にした「価値創造」**が求められる時代に、
クリエイティブ職は戦略部門と並ぶ中核人材として注目を集めています。

  • 戦略だけでは差別化できない「成熟市場」では、共感・体験が武器になる
  • デザイン思考や構想力を活かした価値創造が求められている
  • SNS・UI・UX・ブランド構築など、戦略と表現の境界が曖昧に
  • 感性+構造化のハイブリッドスキルが評価されるポジションとして人気化

コンサル業界のクリエイティブ職の具体的な働き方

コンサル業界におけるクリエイティブ職の働き方は、広告代理店や制作会社とは異なり、
「表現制作」に留まらないビジネス設計・体験設計レベルでの関与が特徴です。

たとえば、以下のようなフェーズに関わります。

  • 戦略立案初期での「課題の見立て」「生活者インサイトの発掘」
  • サービスやブランドの「コンセプト設計」「ユーザー体験設計」
  • UI/UX、ブランドビジュアル、コミュニケーション設計の方針策定
  • 経営層・CMO向けに「構想を言語化・可視化するドキュメンテーション」支援

また、デザイナー・アートディレクター・コピーライターといった肩書ではなく、
**「ビジネスデザイナー」「サービスデザイナー」「ブランドアーキテクト」**など、
役割やスコープに応じた名称が用いられるケースが多くなっています。

  • 単なる制作ではなく「構想→設計→可視化」まで一貫して関与
  • 上流フェーズから、戦略と体験をつなぐ役割が求められる
  • 職種名も従来型ではなく「ビジネスデザイナー」などが主流
  • クライアントとの共創型プロジェクトが中心で、プレゼンスも高い

コンサル業界のクリエイティブ職への転職の流れと方法

コンサルティング業界におけるクリエイティブ職への転職は、一般的な広告業界・制作会社の転職とはプロセスが異なります。

まず、基本的なフローとしては以下の通りです:

  1. 書類選考(職務経歴書・ポートフォリオ)
  2. 一次面接(人事または現場クリエイティブリード)
  3. 二次〜最終面接(事業部長・役員クラス)

ここまではよくある選考フローですが、コンサル業界ならではの特徴が大きく2つあります。

ひとつは、「ケース面接(構想力やロジカルな問題解決力を見る面接)」があること。
もうひとつは、単なるビジュアル作品ではなく、「課題設定→アプローチ→成果」まで構造化されたポートフォリオが求められることです。

「見た目がいいデザイン」ではなく、「なぜその形になったのか/どうビジネスに貢献したのか」を語れることが重視されるため、準備には時間がかかります。

また、企業側も未経験クリエイターの採用に慎重であるため、中途半端な応募は通過しにくいのが実情です。
だからこそ、選考対策やポートフォリオ作成の伴走をしてくれる転職エージェントの活用が非常に効果的です。

  • 書類→面接→最終の一般的な流れに加え、ケース面接が発生する
  • 「デザインの背景まで語れるポートフォリオ」が必須
  • ロジック+構想力+ビジネス視点が求められる選考
  • 準備負荷が高いため、業界特化エージェントの支援が重要

クリエイティブ×コンサル転職におすすめ転職エージェント3選

ここまで各ファームの特徴やクリエイティブポジションの違いについて整理してきましたが、いざ転職活動を始める際に重要になるのが、“どのエージェントと進めるか”という視点です。

コンサルファームの中でも、クリエイティブ領域の求人はまだ新しく、職種名や募集背景が分かりにくいことが多いです。
また、実際に入社してからの配属や業務範囲が“ファームの思想”に強く影響されるため、求人票だけでは見えない情報を持つエージェントとの接点が重要になります。

以下では、コンサル×クリエイティブの転職支援に強い3社をご紹介します。


アクシスコンサルティング|コンサル経験者の転職支援実績No1

アクセンチュア、PwC、デロイトなど総合系ファームから、戦略・人事・IT系まで幅広い支援実績があり、構想段階のデザインやUX領域のポジションにも強いのがアクシスの特長です。
職種名が曖昧な求人でも、組織内の立ち位置や意図をしっかり説明してくれるため、クリエイティブ職からの転職でも安心して相談できます。

  • 総合系/戦略系コンサルファームに強く、非公開求人も豊富
  • UXやアーキテクト系職種の理解・翻訳力が高い
  • 経営視点を持ったクリエイティブ人材の採用に強い
  • 面接・職務経歴書のサポートも具体的かつ的確


MyVision|登録者の9割が未経験・各コンサルファームとの強固なネットワーク

マッキンゼー・BCG・ベインなどの戦略ファームに強いエージェントで、パーパス策定やビジョン設計といった“抽象度の高い仕事”に興味がある人にフィットします。
ビジネス視点で自分のキャリアを再構成したい人、問いを立てて価値を生み出したい人にとっては、非常に相性の良いエージェントです。

  • MBBや構想上流系の求人に強い
  • ビジネス設計・理念構築系の志向を深く理解
  • ケース面接・論点整理など選考対策も充実
  • 抽象思考・戦略思考を活かしたい人におすすめ


マスメディアン|クリエイティブ特化の年間6万人以上の転職支援実績

広告・デザイン・Web業界に特化した転職エージェントで、「これまでの制作経験がコンサルでどう活きるか」を一緒に考えてくれる点が魅力です。
コンサル業界の求人は一部に限られますが、UX設計・アーキテクト志向・ブランディング系の転職を検討する際に、自分の強みを棚卸しする相談先として有効です。

  • 制作・広告経験を“構想・設計職”として再定義してくれる
  • 自分の言語化しづらいスキルや実績を翻訳してくれる
  • コンサルファームへの実績もあり、連携先も広がっている
  • 「何がしたいか」から整理したい人におすすめ


この3社はいずれも、単なる求人紹介ではなく「あなたの構想力・表現力を、どのファームでどう活かすか?」という問いに一緒に向き合ってくれるパートナーです。
コンサルでクリエイティブな力を発揮したいと考える方は、まずは1〜2社に相談してみることをおすすめします。



コンサル10社のクリエイティブ職の特徴・年収・働き方

アクセンチュア|体験設計の最先端を担う総合系の雄

アクセンチュアは現在、国内外で最も積極的に「クリエイティブ機能」を拡張しているコンサルファームです。特にアクセンチュア ソング(旧Interactive)の存在が大きく、ここでは広告会社顔負けの制作力とブランド戦略を融合させた体制が敷かれています。TVCM、ブランドムービー、UX設計、店舗体験、パーパス設計までをワンストップで担える体制は、総合コンサルの中でも際立っています。

デザイン思考を超え、ブランド体験の“すべて”を設計・実装するコンサルといえる存在です。日本ではTBWA HAKUHODOや電通出身者を積極的に採用し、広告出身者が企業の戦略と体験設計の“交差点”で活躍できる環境を整えています。

  • パーパス・ビジョン設計〜TVCM制作・アプリUI設計まで一気通貫で支援
  • 電博出身のクリエイターが多数在籍し、ブランド・体験・UXに強み
  • “体験”をビジネス成果につなげるクリエイティブコンサルのパイオニア
  • アクセンチュア ソング(旧Interactive)を中心にグローバル体制で展開

>アクセンチュアのコピーライターなどのクリエイティブ職について

デロイト トーマツ コンサルティング|言語化から始まるパーパス設計の第一人者

デロイトは他のファームに先駆けて「コピーライター職」を設け、経営パーパス・コアアイデア・ミッションバリューの言語化に力を入れています。表現よりも“意味を掘り下げる力”に重きを置いており、戦略と感性のあいだを言葉でつなぐユニークなポジション設計となっています。

社会課題や組織文化に向き合うプロジェクトが多く、従来の広告コピーとは違い、“組織の言葉”や“理念としての表現”に軸足があります。社会に向き合う力、抽象度の高い思考、対話力などがより強く問われる環境です。

  • コピーライターが在籍し、パーパス・MVVの策定に特化した組織体制
  • 言葉を通じて企業文化や経営理念を形にする“思想の設計者”
  • 戦略チームと並走する立ち位置で、全社の方向性を定義する役割
  • 広告的スキルよりも、社会観・視座・構想力が重要視される

>デロイトトーマツのコピーライターなどのクリエイティブ職について

KPMGコンサルティング|“構想力×社会課題”に強い発想型ファーム

KPMGでは“Beyond Consulting”を掲げ、社会課題に対するマーケットイン型の構想アプローチを強化しています。SVC(Social Value Creation)チームを中心に、「事業の起点は社会課題である」という思想のもと、未来のビジネス構想を描くファームです。

ここではビジュアルやコピーといったクリエイティブ制作は発生しませんが、構想力・発想力・問いの設定力といった「上流の設計力」が問われます。ビジョンや新規事業の“なぜそれをやるのか”を描き、クライアントと協働して形にしていくスタイルです。

  • 社会起点での構想・新規事業創出を担うチーム体制
  • UXや制作は一切なし、“問いを立てる力”が重視される
  • ビジョン、ESG、社会構造を起点としたコンサルアプローチ
  • 組織立ち上げ・サービス構想・マーケット形成などが主戦場

>KPMGのコピーライターなどのクリエイティブ職について


PwCコンサルティング|“体験価値”から構想を作るUX系コンサルの急先

PwCは「Experience Center(EC)」を軸に、ユーザー体験から逆算してビジネスを再設計するUX起点のコンサルティングを強化しています。他ファームに比べると“表現”よりも“構想と導線”の設計に強みがあり、体験全体を設計するUXディレクター/クリエイティブディレクターが在籍しています。

戦略部門とUX部門がシームレスに連携し、ビジョンやブランドの核から一貫性を持った体験設計を担うのが特徴です。実制作も含まれるものの、どちらかと言えば「どう届けるか」より「何を届けるか」に重きを置いた職種設計です。

  • Experience Centerを中心に、UXデザインと戦略の融合を実践
  • コンテンツ制作も一部ありつつ、全体の体験導線・ジャーニー設計が主領域
  • コピーやデザインではなく、構想・設計・検証のプロセスに強み
  • プロジェクトマネジメントとハンズオン実装のハイブリッドが求められる

>PwCのコピーライターなどのクリエイティブ職について

EYストラテジー・アンド・コンサルティングのクリエイティブ職とは?

EYでは「Business Design」「Experience Design」「Service Design」などの名のもとに、コンサルティングとデザインの融合を進めています。
グローバルネットワークと連携しながら、ユーザー体験起点の課題解決、そして企業変革をリードするポジションとしてクリエイティブ人材が位置づけられています。

ロジックでは動かないビジネスの現場に、感性や共感を持ち込む設計力が求められ、視覚表現やUI/UXのスキルだけでなく、上流の課題設定やファシリテーション能力も重視される傾向にあります。

  • デザイン思考・UX設計を武器にした課題解決型のクリエイティブ職
  • グローバル連携による越境的プロジェクトが多い
  • 体験設計・ブランド戦略・サービス構築の上流フェーズに関与
  • 戦略とクリエイティブを橋渡しできる構想力が重視される

>EYのコピーライターなどのクリエイティブ職について


アビームコンサルティング|デザインとアーキテクチャで“ありたい姿”を描く

アビームは、構想段階に特化した「デザイン・アーキテクト」職を擁し、未来のビジネスやサービスの“ありたい姿”をデザインするコンサルとしてのポジションを築いています。実際の制作やUX設計には踏み込まず、構想段階のフレーム設計や、デジタルアーキテクチャの思考フレームを扱うのが特徴です。

また、アジャイル/スクラム開発といった先進的な手法を持ち込み、構想から組織設計・プロセス設計までを一貫してリードする体制があります。デザインというよりも、“思想と構造をデザインする職種”という立ち位置です。

  • 「デザイン × アーキテクト」による構想・設計思考に特化
  • UX/ビジュアル制作には踏み込まず、上流の設計・共創が中心
  • アジャイル開発・PoC・メソドロジー開発に関心がある人向き
  • 現場での手触りより、全体像の構築や思想設計に興味がある人に最適

>アビームコンサルティングのコピーライターなどのクリエイティブ職について

ベイカレント・コンサルティングのクリエイティブ職とは?

ベイカレントは、戦略からIT導入・運用まで一気通貫で手がける日系コンサルの代表格です。
特定のクリエイティブ職募集を強調しているわけではありませんが、「構想・設計フェーズに強い人材」の採用強化を進めており、ビジュアルやUXに落とし込む前段階でのアイデア発想力や共感設計の力が評価される傾向があります。

外資ファームのように分業された体制ではなく、1人が幅広く担当する文化のため、ビジネスデザインとアートディレクションの両輪を担う人にとっては活躍の余地が大きい会社です。

  • ビジュアルに限らず「構想力」「ストーリーテリング力」を重視
  • 分業制ではないため、幅広い裁量を求められる
  • 戦略と現場をつなぐ提案力・推進力が期待される
  • 国内クライアントとの密なやりとりが多く、日本的な課題感に寄り添える力が重要

>ベイカレントのコピーライターなどのクリエイティブ職について


MBB(McKinsey/BCG/Bain)のクリエイティブ職とは?

MBB(McKinsey、BCG、Bain)は、いずれも世界最高峰の戦略ファームとして知られていますが、近年ではデジタル・ブランド・デザイン部門を内包したハイブリッド型組織へと進化しています。

  • McKinseyは「McKinsey Design」「LUNAR」といったデザイン専門組織を買収し、プロダクト・サービスの設計力を強化。
  • BCGは「BCG X」としてデジタル・デザイン・ベンチャー投資を統合した組織を持ち、UX/UIだけでなくブランド構想まで対応。
  • Bainも「FRWD」「Bain Digital」といった組織を通じて、マーケティング戦略・ブランド成長支援のケイパビリティを整備。

いずれも、ビジュアル制作単体ではなく、「戦略を形にする」ためのクリエイティブが求められます。

  • 各社ともにデザイン組織を持ち、戦略×クリエイティブの統合を推進中
  • ブランド構想・UX設計・サービスデザインなどの上流案件が中心
  • グローバルな協業体制の中で、横断的なプロジェクトが多い
  • 視覚表現だけでなく、「意思決定を動かす構想力」が鍵になる

まとめ|構想と表現の狭間で、あなたのスキルを活かす場所を選ぶ

コンサル業界の中で、「構想」と「表現」が出会い始めています。
それは、ただ美しいものをつくる仕事でも、表現だけで終わる仕事でもありません。

  • 企業の思想をどう構想するか
  • その意志をどうユーザーに届けるか
  • 経営課題を、どう“体験”や“言葉”に変えるか

その全体設計を担う人材が、いまコンサルティングの世界で求められています。

もしあなたが、「ビジネスを、デザインしたい」
「社会に届く言葉を考えたい」
「企業の在り方から体験を整えたい」──そう願うなら、必ずフィットするファームがあります。

この比較記事が、あなたの進むべき選択を照らすヒントになれば幸いです。

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