「電通でコピーを書いてみたい」
そう思ったときに、本体以外で“現実的にチャレンジできる場所”として挙がるのが、電通東日本です。
本体ほどの狭き門ではないものの、当然ながら「誰でも受かる」ような話でもありません。
筆者も実際に電通東日本の選考を受けた経験があり、求人の出方やコピーライターとしての実態に触れてきました。
この記事では、電通本体との違いや、コピー職の採用・業務内容のリアルな温度感を、実体験ベースで解説します。
電通東日本とはどんな会社か?
電通本体とは別法人。東日本エリアに特化した総合広告会社
電通東日本は、株式会社電通の地域グループ会社のひとつで、
関東・甲信越・東北エリアにおけるクライアントを中心に支援している会社です。
地方局や地方新聞社とのパイプが強く、地域に根ざしたプロモーション設計が得意。
とはいえ、実際には都内のナショナルクライアントを担当することも多く、中身はほぼ“準本体”に近い業務内容になっていることもあります。
コピーライター職の採用はある?
求人が出ることは“たまにある”レベル。ただし本体よりは現実的
電通東日本のコピーライター職は、ごく稀に中途求人が出ることがあります。
ただし、「クリエイティブプランナー」や「コミュニケーションプランナー」など、職種名がコピーライターと明記されないケースも多いです。
筆者が応募したときも、「クリエイティブ職」名義で出ていて、
選考中に「構成力・コピー寄りのスキルを活かせそう」という判断から、コピーライター枠として扱われる流れになりました。
選考基準は「ポテンシャル+ポートフォリオの構成力」
面接では、コピーの表現力だけでなく、提案の流れ・課題整理・構成力があるかどうかが見られていました。
「言葉のセンス」よりも、「構造的に考えられているか」が重視される印象です。
採用されると、本体案件に関わるケースもある
電通東日本の案件は独自のクライアントもありますが、本体や電通デジタルとの連携で動く案件にコピーとして関わることもあります。
いわば“本体に出向的に関わる”ようなポジション。
「いきなり本体は現実的じゃないけど、電通の案件に関わりたい」という人には、リアルな踏み台・足がかりとしておすすめできます。
どんな人が向いているか?
1. 地方と都市、両方のマーケット感覚を持ちたい人
地方自治体や地域企業に向けた広告表現を経験できる一方で、
都内のナショナルクライアントにも関われるため、広い視野と丁寧な言葉選びが求められます。
2. 本体の“スピードと尖り”よりも、腰を据えてやりたい人
電通東日本は、本体よりも組織的に落ち着いている印象があります。
プレゼン合戦や尖った表現より、“クライアントと向き合う丁寧さ”を大事にしたい人にはフィットします。
本体との違いは?
採用ルート・表現の自由度・評価軸に違いあり
項目 | 電通本体 | 電通東日本 |
---|---|---|
採用ルート | 新卒+実績者の引き抜きが中心 | 中途採用のチャンスも稀にあり |
コピーの役割 | 広告賞・ブランドの言葉 | 地域密着・実務支援寄り |
表現の自由度 | 比較的高いが、成果・賞が重視されやすい | 実務で通す力・構成力が重視されやすい |
出向の有無 | 自社内完結 | 本体案件に出向的に関わることもある |
転職するには?どこで情報を得るべき?
求人は非公開 or 一瞬で閉じる。エージェント推薦が必須
筆者の経験でも、電通東日本の求人は出るとすぐに埋まる or 非公開で推薦ルートに流れることがほとんどです。
特に、コピーライター枠での採用は社内でも希少なため、ポートフォリオの見せ方や構成力のアピールが非常に重要です。
面接対策も「表現」より「思考の見せ方」が重要
- 提案構成をどう考えたか?
- なぜその言葉にしたのか?
- クライアント課題をどう捉えたか?
…こうした思考のプロセスを言語化できるかどうかが見られました。
電通東日本|“本体とは違う”現実的な選択肢としてのリアル
電通東日本は、電通グループの中でも中途でのコピーライター採用チャンスがある“数少ない現実的な選択肢”の一つです。
実際に求人が出るタイミングは限られているため、非公開求人を扱うエージェントを通じてチャンスを拾いに行くのが有効です。
特に以下のエージェントが相性良いです:
- マスメディアン(無料・登録3分)
└ 宣伝会議グループで、広告業界の内部情報に強い
└ 東日本を含むグループ各社との接点があり、選考対策も可能
└ 書類通過率を上げたい人におすすめ - 【マイナビクリエイター】
└ 未経験OKの案件を含め、幅広い紹介実績あり
└ 面接・志望動機対策に時間をかけてくれる
└ 中堅層にもおすすめのサポート体制 - 【ギークリー(Geekly)】
└ スピード重視で提案が来るため、チャンスを逃さず応募できる
└ 配属先やポジション傾向を把握した上で提案してもらえる
└ 比較的若手〜中堅におすすめ - 【レバテックキャリア】
└ デジタル系案件を視野に入れている人に向いている
└ コピーライター職だけでなく、広義の“言語系職種”まで見てくれる
└ 選考スピードを意識したい人に
コピーライター転職に強いエージェント3選【未経験OKあり】
電通東日本のように、コピーの募集枠が限られていて競争も高い会社を目指すなら、
まずは自分の現在地を整理し、プロの視点からのフィードバックをもらうことが第一歩です。
以下の記事では、コピーライター転職に強く、非公開求人の紹介にも対応しているエージェントを厳選して紹介しています。
→ コピーライター転職に強いおすすめエージェント3選【未経験OKあり】