『アクセンチュア』に転職する方法|ブラック度・残業時間から、年収・給料、職務経歴書・ポートフォリオ・面接のコツやグループとの違いについて

企業研究
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近年、クリエイティブブティックのDroga5、デジタルエージェンシーのIMJの買収などを行い、コンサルティング業界以外にも大きな破壊的イノベーションを起こしているアクセンチュア。

一方で、本来のコンサルティング業界においても、戦略案件を格安で担い、その後の実行の部分でガッツリ利益を上げるスタイルでコンペにおいて恐れられる存在となっています。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの『アクセンチュア』ですが、実際に中途採用や第二新卒として転職する際にはどのようなポイントがあるのでしょうか。

そこで今回は実際に未経験から大手広告代理店への転職歴のある根岸氏に、『アクセンチュア』に転職する方法から、ブラック度・残業時間、年収・給料、職務経歴書・ポートフォリオ・面接のコツやグループとの違いについてについて寄稿いただきました。

この記事を書いた人

未経験から大手広告代理店への転職を経験。現在も現役広告マンとして勤務する傍ら、独自のキャリア視点などを中心に記事の執筆、講演、キャリアアドバイザーなども務める。

『アクセンチュア』とは|特徴と評判・口コミ

『アクセンチュア』とは最近ではIT業界、広告業界にも進出し変革を起こしている印象が強いですが、あくまでも本業は大手コンサルティングファームという位置付けになります。

特徴としては、本業がコンサルティングファームであることからも、より上流の経営課題に根ざした、広告・IT以外の手法も加味した戦略立案から実行までを支援できることが特徴と言えます。

一般的な戦略コンサルティングファームとの違いでいうと、戦略だけ、経営だけではなく、IT、マーケティング、クリエイティブなど全方位でのソリューション提供が可能であることが特徴で、人員も過去類を見ないほどに増員していることが特徴と言えます。

企業サイトにおいても「ストラテジー & コンサルティング」「インタラクティブ」「テクノロジー」「オペレーションズ」の4つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供と記載してある通り、まさに企業の根底にある課題を起点に戦略から実行までワンストップで提供できる体制で業界シェアを伸ばしている状況にあると言えます。

『アクセンチュア』に転職する方法|『アクセンチュア』に強い転職エージェント・転職サイト

『アクセンチュア』に転職する方法ですが、大きく分けて3つの方法があります。

ひとつは『リクナビNEXT』『マイナビ転職』などの転職サイトを利用して転職する方法。そしてもうひとつは『マスメディアン』『マイナビITエージェント』『リクルートエージェント』などの転職エージェントを利用して転職する方法。そして最後が企業のサイトや知人の紹介などから直接応募する方法の合計3つが主な手段として挙げられます。

『アクセンチュア』への転職に有利な転職サイトと転職エージェントの比較

まず転職サイトと転職エージェントに比較についてですが、こちらは『アクセンチュア』などの大手企業への転職に際して言えば確実に転職エージェントの利用を推奨いたします。

理由としては、基本的に採用情報=企業の経営戦略でもあるため、企業としてはあまり誰でも見られる状態にしたくないというのが本音です。一方で、優秀な方の目には触れたいのでその二律背反が採用担当者にとっての永遠のジレンマでもあります。

上記を踏まえると、転職サイトというのはメールアドレスを入力するだけで登録できるため、不特定多数の目に触れると言えます。一方で、転職エージェントは、登録してから1度キャリアアドバイザーとの面談を受けた上で登録されるため、企業の実際の事情や、表に出せない将来的な経営戦略なども積極的に公開されています(個人的には投資家も転職エージェントに登録した方が良いとさえ思います)。

下記は実際の転職サイトである『リクナビNEXT』と転職エージェントの『リクルートエージェント』の検索画面ですが、例えば『電通』と検索した場合でも転職サイトの場合は、関連企業や取引先が電通であるに過ぎない企業も表示されるのに対し、転職エージェントの場合は、しっかりと電通の求人が表示されます。

以上を踏まえると、転職活動に際しより良い待遇を狙うのであれば、『リクナビNEXT』『マイナビ転職』などの転職サイトと『マスメディアン』『マイナビITエージェント』『リクルートエージェント』などの転職エージェントであれば、必然的に転職エージェントの登録が必要となります。

『アクセンチュア』への転職に有利な転職エージェントと直接応募の比較

次に、転職エージェントと企業サイトなどの直接応募の比較ですが、こちらは一概に優劣はつけられません。

転職エージェントのメリットとしては、企業の採用担当者と精通したキャリアアドバイザーが求職者の担当につくため、企業が求める人材に合わせた、職務経歴書やポートフォリオの作成方法や、面接対策などを受けることができます。

一方で、直接応募のメリットとしては転職エージェントを挟まないため、企業側からすると手数料を取られないというメリットがあります。なので、もし企業の事情や求める人材について採用担当者とコミュニケーションを取れる状態であるならば直接応募の方が優位と言えるでしょう。

但し、年間の中途採用者の採用予算は既に決まっており、転職エージェントの活用もあくまで費用対効果を見込んで活用しているので、手数料の面で採用に優劣が付くということは原則ありません。なので、特段のコネクションがない場合は転職エージェントの活用が採用への近道と言えるでしょう。

『アクセンチュア』の中途採用・キャリア採用・第二新卒での募集職種

では、実際に『アクセンチュア』への転職に際し、どのような職種が募集されているのかを、各チャネル別に見ていきましょう。また転職活動において、転職エージェントに複数登録される方が大半です。一方で登録時の基本情報の入力は数が重なると負担となります。なので、一度登録したらPCやスマートフォンのメモ帳に一通り情報を記載し、コピー&ペーストで効率的に登録することをおすすめいたします。

マスメディアン経由
博報堂 就職・転職

現在急拡大中のアクセンチュアの中でも、クリエイティブ領域、コミュニケーション領域においての採用を目指す場合はこちらの広告・マーケティング専門の転職エージェントであるマスメディアンへの登録がおすすめとなります。クリエイティブ業界特有のポートフォリオなどの書類対策のサポートも手厚く登録必須の転職エージェントとなります。

マイナビITエージェント経由
博報堂 就職・転職

アクセンチュアの中でも主力の武器となりつつあるITコンサルの部分での採用を目指す場合はこちらのマイナビITエージェントがおすすめとなります。IT業界、特にエンジニア、ITコンサルタントといった技術とロジカルシンキングを求められる業界における転職フローに強いのも特徴です。

キャリアカーバー経由
博報堂 就職・転職

こちらの『キャリアカーバー』は先述の転職エージェントどちらの要素も兼ね備え、特徴としてはハイクラス転職に強みを持つ転職エージェントとなります。マーケター、クリエイター、エンジニアとしてディレクターレベルを目指す方、もしくは管理職を目指す方など、主に30代以上のハイレイヤーの方向けの求人が多いのが特徴です。上記2つに登録した上で、幅を広げる目的で登録することがおすすめです。

リクルートエージェント経由
博報堂 就職・転職

転職関連企業として高い知名度を誇るリクルートが運営する転職エージェント『リクルートエージェント』。総求人数10万件以上という圧倒的な求人数を背景に『アクセンチュア』の求人も複数掲載。営業からエンジニアまで幅広く閲覧・応募が可能です。一方で広く薄くが特徴でもあるので、こちらで求人の全体図を見つつも、専門性のあるアドバイスを得ることも考えて、上記のうち志向に合ったものと合わせて登録することがおすすめです。

※原則最新の情報を掲載するように努めておりますが、定員に達するなどの理由で転職エージェントに求人がない場合もございますのでご了承ください。また転職エージェントに登録を断られたなどの場合は、下記の『転職エージェントに登録を断られた場合』をご覧ください。

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