テレビCMの企画や制作のディレクションを行う職種であるCMプランナーについて、実際に広告代理店でクリエイティブ職として勤務する筆者が、適性から講座、勉強方法、年収などをお伝えしていきます。
CMプランナーの仕事内容
CMプランナーの仕事内容は企業から依頼を受け、商品やサービス、もしくは企業自体の課題をCM表現で解決することになります。
依頼が来ると、クリエイティブディレクターという広告表現の総責任者を中心に、コピーライター、アートディレクターとともにチームを組み、企画・表現を考えていきます。
CMプランナー単独の方もいますが、コピーライターと兼務している方が多いのも特徴です。
なぜならばCMプランナーも実際にカメラを持ったり演出をするわけではないので、言葉と表現を考えることが主戦場となります。なので、言葉のプロであるコピーライターとの親和性は高いと言えるのです。
CMプランナーの労働環境と年収について
CMプランナーの労働環境についてですが、先ほどの広告表現の総責任者であるクリエイティブディレクターに案を出してOKを貰うところがまず最初の第一関門になります。
かつてはOKが出るまで徹夜などということもあったようですが、近年では業界全体の働き方改革の流れもあり、そのような100本ノックのような風習はなくなりつつあります。
また年収としては、そもそもテレビCMを行える規模の会社というのが大手広告代理店しかないので、必然的に年収は高くなります。
昇格するとCMプランナーからクリエイティブディレクターになるので、その場合は年収1000万から数億になることも可能です。
CMプランナーになるには|おすすめの資格・講座・勉強方法
CMプランナーになるために必要な資格はありません。ただ、企画力は当然として、実際に制作段階になるとプロダクションに指示を出しながら進捗の管理をしていく必要があるので、当然カメラや映像の知識というのは備えていると円滑です。
また勉強方法としては、多くのCMプランナーが口にするのは”日頃のアンテナを張ること”と言われています。
世の中の生活者に向けて発信するにあたり、自分がいち生活者として受ける情報がヒントになるのは当然と言えるのかもしれません。
また宣伝会議などが主催する講座の『コピーライター養成講座』や『CMプランニング講座』などでCM企画のノウハウを学ぶこともできますので、興味のある方は受講を検討されてみても良いかもしれません。
CMプランナーへの転職におすすめな転職エージェント
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CMプランナーになるにはまとめ
ここまでCMプランナーの仕事内容からなり方、年収などについて記載してきましたがいかがでしたでしょうか。
テレビCM自体の広告における割合は減ってきていますが、企業のコミュニケーションを15秒、30秒にまとめるスキルというのは、どんな表現においても必ず生きてくるスキルです。
興味のある方は是非一度検討されてみてはいかがでしょうか。
本日は以上となります。お読みいただきありがとうございました。