今回は広告の言葉を考える仕事である『コピーライター』のなり方からおすすめの資格・講座・勉強方法から、気になる年収や向いているパーソナリティなどについて、未経験から総合広告代理店のコピーライターに転職した筆者の体験を踏まえ、検証していきたいと思います。
コピーライターの仕事内容
コピーライターの仕事内容とは、広告に留まらず、クライアントのコミュニケーション全般におけるコトバの開発と言えます。
ひと昔前までは、キャッチコピーを書き、それに付随したボディコピーをかければ良かったようですが、近年のwebやSNS、動画が発達した中で、その役割は大きく進化しています。
当然、テレビCMやweb動画のコトバを考える仕事もあれば、企業理念や、商品開発の領域などにも携わるコピーライターも増えてきています。
コピーライターの労働環境と年収について
労働環境については広告代理店と制作会社、事業会社・メーカーによって異なります。
一般的には広告代理店はマーケティング戦略も念頭に置きながら、コンセプトワード的なコピーやテレビCMなどを考えることが多く、制作会社のコピーライターは、カタログなどガッツリ文字を仕事が多い傾向にあります。
また事業会社・メーカーは一概には言えませんが、商品のパッケージやオウンドメディアの言葉を考えることもあれば、広告代理店のようにマーケティング戦略に付随したコンセプトやコピーを考えることもあります。
労働環境で言うと、事業会社・メーカー>広告代理店>制作会社という順に労働時間が短い傾向にあるかと思います。
頭を使う時間というのも体力は使いますが、やはり物理的に文字を書く量が多い方が、労働環境としては長くなります。
また年収については、制作会社などですと300万-、広告代理店だと500万-、フリーランスや独立になると最大1億円以上の年収を稼ぐことも可能です。
実際にトップコピーライターは単価100万などのレベルで案件を受けているので、上記のような年収レンジが可能になります。
コピーライターになるには|おすすめの資格・講座・勉強方法
コピーライターになるのに必要な資格というのは明確にはありません。
実績で仕事が来る世界なので、まずは自らのコピーの実績を作ることが資格と言えるでしょう。有名なコピーライターも、過去には今世の中に出ている広告の上に自分のキャッチコピーを書いて、ポートフォリオとして出していたという逸話もあります。まずは手と頭を動かしてみることが大切と言えるでしょう。
また勉強方法としては、宣伝会議グループが運営するコピーライター養成講座に通ったことのあるコピーライターは相当数います。
コピーの勉強もそうですが、同じ道を目指す仲間と過ごす環境の結果、後々その繋がりで情報交換をしていたり、仕事をしている関係を築いている方も多く見受けられます。
また、勉強方法としては、日頃から広告や制作物に対して、何故この表現をしているのかというのを常に考える癖をつけることが大切と言われています。
そうすることで自身がコピーを考える時も、その思考を再現することができるからです。
コピーライターへの転職におすすめな転職エージェント
マスメディアン
【公式サイト】https://www.massmedian.co.jp/
利用満足度:★★★★★
宣伝会議グループが運営するマスメディアンは、広告・Web・マスコミの求人数・転職支援実績No.1クラスとの評判です。専任のコンサルタントが付き、広告会社、制作会社などの優良企業の求人多数提案してもらえます。またweb上からマイページで24時間求人が確認できるので、紹介された求人以外にも興味のある求人にチャレンジすることも可能です。大手2社の求人も比較的常時掲載されています。
シンアド転職エージェント
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広告・PR・デジタル業界への転職に強い転職エージェント。株式会社ホールハートというと新卒で広告業界を見ていたら聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。こちらも専任のエージェントがつき、自分に合ったキャリアプランを一緒に考えてもらえます。特にマーケティング職・ストラテジックプランニング職などの、戦略・企画系の求人に強い転職エージェントです。
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利用満足度:★★★★★
大手転職サービスマイナビグループが運営する、Web・ゲーム・IT業界専門の転職エージェントであるマイナビクリエイター。こちらも専任のコンサルタントが付くのはもちろん、ポートフォリオなどの独特の転職フローがあるクリエイティブ転職の後押しとなるサポート機能などが多数用意されています。広告系の求人も多数ありますが、マスメディアンよりはややwebよりの印象です。クリエイティブ系の求人が多いです。
コピーライターになるにはまとめ
ここまで、コピーライターの仕事内容から、労働環境・年収、さらにはおすすめの資格や講座、勉強方法まで見てきましたがいかがでしたでしょうか。
近年、コピーのない広告なども見受けられることは多いですが、やはり広告の骨子を決めるのはコピーであり言葉です。
興味のある方はぜひ、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
本日は以上となります。お読みいただきありがとうございました。