広告代理店などにおいて最上流の戦略部分を考える職種であるマーケター・ストラテジックプランナー。今回はマーケター・ストラテジックプランナーのなり方から、資格や講座、スキル習得方法、年収などを、実際に広告代理店に勤務する筆者の経験からお伝えしていきたいと思います。
マーケター・ストラテジックプランナーの仕事内容
マーケター・ストラテジックプランナーについてですが。そもそもマーケティングとは『売れる仕組みをつくる』ということになります。調査など狭義の認識も一部に広まっていますが、正確には企業活動の大部分を占める非常に範囲の広い概念です。
その中でマーケター・ストラテジックプランナーの違いというのは、明確にはありませんし、差もありませんが、強いて言えばマーケターは地に足つけて市場データから最適解を導き出し、ストラテジックプランナーは広告代理店に多い職種でもあるので、多少ジャンプしたアイデアを用いることもあるようなイメージと言えるかもしれません。
仕事内容としては、企業や商品・サービスの売り上げを上げるため、成長に寄与するため、どのような戦略を取るかを決める職種と言えます。
その領域は市場調査から商品開発、価格設定、販売戦略、プロモーション戦略まで多岐に渡ります。一般的には事業会社・メーカーのマーケター・ストラテジックプランナーが前段の3つを、広告代理店などのマーケター・ストラテジックプランナーがプロモーション戦略に係る戦略を立てることが多いですが、その領域も近年では非常に曖昧となっています。
マーケター・ストラテジックプランナーの労働環境と年収について
マーケター・ストラテジックプランナーの労働環境ですが、新商品発売前やコンペ前などは長時間労働になる傾向があります。
またデータや市場に出向いて実際に自ら体験する必要もあるので、想像よりも遥かに泥臭い仕事とも言えます。
ただ、過去には徹夜をする売れっ子プランナーなどもいたようですが、近年では働き方改革の影響もあり、徹夜の連続というようなことは無くなってきている環境かと思います。
また年収についてはこちらも幅が広いですが、特殊な技能、個人のスキルが求められる職種でもありますので、一般的な営業職などよりは多少待遇が良い場合が多いです。
独立などをした場合には数億の報酬を得ているプランナーもいるので、上限はない職種と言えるでしょう。
マーケター・ストラテジックプランナーになるには|おすすめの資格・講座・勉強方法
マーケター・ストラテジックプランナーになるのに必要な資格はありません。
ただ民間資格が複数あるので、転職や社内異動などを希望される方はアピールとして持っておくのも良いかもしれません。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング検定
中小企業診断士
また近年ではwebを介さないマーケティング活動な皆無に等しいので、デジタルのリテラシーも当然求められます。
今まではweb上でのマーケティングはデジタルマーケティングとしてマーケティングと分かれていることもありましたが、近年では全てを統合して考える能力が求められているため、リアルからデジタルまで通貫で考えられるスキルを身につける必要があります。
web解析士
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
マーケター・ストラテジックプランナーへの転職におすすめな転職エージェント
マスメディアン
【公式サイト】https://www.massmedian.co.jp/
利用満足度:★★★★★
宣伝会議グループが運営するマスメディアンは、広告・Web・マスコミの求人数・転職支援実績No.1クラスとの評判です。専任のコンサルタントが付き、広告会社、制作会社などの優良企業の求人多数提案してもらえます。またweb上からマイページで24時間求人が確認できるので、紹介された求人以外にも興味のある求人にチャレンジすることも可能です。大手2社の求人も比較的常時掲載されています。
シンアド転職エージェント
【公式サイト】シンアド転職エージェント
利用満足度:★★★★★
広告・PR・デジタル業界への転職に強い転職エージェント。株式会社ホールハートというと新卒で広告業界を見ていたら聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。こちらも専任のエージェントがつき、自分に合ったキャリアプランを一緒に考えてもらえます。特にマーケティング職・ストラテジックプランニング職などの、戦略・企画系の求人に強い転職エージェントです。
マイナビクリエイター
【公式サイト】https://mynavi-creator.jp/
利用満足度:★★★★★
大手転職サービスマイナビグループが運営する、Web・ゲーム・IT業界専門の転職エージェントであるマイナビクリエイター。こちらも専任のコンサルタントが付くのはもちろん、ポートフォリオなどの独特の転職フローがあるクリエイティブ転職の後押しとなるサポート機能などが多数用意されています。広告系の求人も多数ありますが、マスメディアンよりはややwebよりの印象です。クリエイティブ系の求人が多いです。
マーケター・ストラテジックプランナーになるにはまとめ
ここまでマーケター・ストラテジックプランナーになるために必要な要素、仕事内容などについて記載してきましたがいかがでしたでしょうか。
商品が飽和している現代、企業活動にはマーケティング戦略が不可欠です。
またしっかりと勉強して戦略を立てれば必ず成果が出るのがマーケィングとも言えます。
今後の需要増も見越して、興味のある方はぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
本日は以上となります。お読みいただきありがとうございました。