KPMGのクリエイティビティを武器にしたコンサルへの転職方法は?年収1500万も狙える採用枠の特徴や求められるスキルを解説

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1. クリエイティブ職はない。けれど、必要とされている“発想力”

KPMGには、他のコンサルファームでよく見かける「クリエイティブディレクター」「ブランドストラテジスト」といった職種は存在していません。
ですが、それは“発想力”や“構想力”が求められていないという意味ではありません。

むしろ、本質的な課題設定と、新しい価値提供モデルをゼロから構想できる力は、今のKPMGが最も重視している能力のひとつです。

広告や制作でいう「クリエイティブ」とは少し違いますが、既存の型にはまらず、社会の問いに向き合うという意味での創造性は、確実に求められています。

  • KPMGは「職種としてのクリエイティブ」は設けていない
  • しかし「構想・発想・提案」を担う人材は中核的な存在
  • 既存解の枠を超える“発想型コンサルタント”が強く求められている

2. コンサルが変わる。課題起点から“イシュー起点”へ

これまでのコンサルティングは、企業からの「課題相談」に応える受動的なスタイルが中心でした。
しかし、KPMGのSocial Value Creation(SVC)ユニットでは、そのスタイルを大きく転換しようとしています。

社会課題・マーケットの構造・新しい生活者ニーズ。
そういった「企業がまだ気づいていない問い」を起点に、自ら企画を構想し、事業化・共創までを担うのがSVCの仕事です。

言い換えれば、「顧客の困りごとに答える」のではなく、「社会に必要な問いを立てる」ところから始める仕事です。

  • 受け身のコンサルから、発信型のコンサルティングへ
  • クライアントの課題ではなく、“社会の問い”を起点に動く
  • プロダクトアウトではなく、マーケットインの価値創造へ

3. KPMGコンサルティングが取り組む“Social Value Creation”とは?

KPMGのSVCユニットは、2021年に新設された「Business Innovation Unit」の中の一組織です。
この組織の最大の特徴は、**「社会課題の解決そのものを、自社のコンサルティングの本業に据える」**という姿勢にあります。

たとえば:

  • スタートアップ企業との共創によるESG/インパクト創出
  • 官民・アカデミア・市民を巻き込んだ社会課題ドリブンなPoC
  • ソーシャルビジネスの立ち上げと事業化支援
  • サステナブル経営の道筋を構想し、実装に移す支援

こういったテーマは、いずれも“まだ答えのない問題”です。
だからこそ、構想力・越境思考・感性をもって問いを立て、関係者と巻き込みながら進めるスタイルが必要とされています。

  • SVC=社会課題を起点としたビジネスデザイン・共創ユニット
  • 企業の代弁者ではなく、“社会の変革プレイヤー”としての立ち位置
  • 企画→PoC→実装→事業化までを支える構想力が求められている

4. 他のファームとKPMGの違いと共通点

アクセンチュアやデロイトのように、広告出身のクリエイターが「クリエイティブディレクター」や「ブランドストラテジスト」として活躍する流れも加速しています。

一方でKPMGは、それらの職種を表には打ち出していません。
ですが、その根底にある思想──つまり社会課題の解像度を上げ、新しい価値を提案・実装するプロセスにおいては、むしろ共通している点が多いのです。

形式的な職種設計ではなく、「どういう問いを立て、どう未来を構想するか」が軸になっている。
この“発想を仕事にする”スタイルは、本質的なコンサルティングの在り方そのものとも言えます。

  • KPMGは「タイトルではなく、本質の創造性」にフォーカスしている
  • 他ファームが職能分化する中、あえて“越境的な構想力”を重視
  • ブランドや広告のプロフェッショナルも、十分に活躍可能な土壌がある

5. 求められるスキルとマインドセット

SVCユニットが求めるのは、「業界知識」でも「分析力」でもなく、社会課題に向き合い、そこから価値を再構成する構想力と推進力です。

たとえば:

  • 事業構想や新規サービスの立ち上げ経験
  • スタートアップやベンチャー支援の実務経験
  • コンサルタントとしてPoCや共創の現場を推進した経験
  • 社内外のステークホルダーを巻き込み、進行する力
  • 市場/生活者/社会の“もやっとした問い”を構造化するセンス

加えて、立ち上げ期の組織にコミットする当事者性も評価されます。
“肩書きで語れない仕事”を自ら形にしていく泥臭さと覚悟も重要です。

  • プロダクトや戦略の“起点”を考えられる構想力
  • 社会起点で問いを立て、事業化まで落とし込める人
  • 組織を“これからつくる”フェーズにコミットできるマインド

5. KPMGの“社会課題起点の構想型ポジション”を目指すなら、この転職エージェントに相談を

KPMGでは、「Beyond Consulting」を掲げた新たな価値創出に取り組んでいます。
特にSVC(Social Value Creation)領域では、社会課題そのものを起点に、構想・PoC・事業化までを担う独自のコンサルティングモデルが採用されています。

ただし、求人票には明確な職種名や業務範囲が書かれていないケースも多く、
「どのような人材が求められているのか」「自分の経験がどこに活かせるのか」を理解するには、KPMG側の思想や組織設計に詳しい転職エージェントの存在が不可欠です。

以下では、KPMGのような“社会起点の構想型ファーム”への転職に強い3社をご紹介します。


アクシスコンサルティング|構想・新規事業・社会課題領域までカバーする総合エージェント

アクシスはKPMGを含む主要ファームとの接点が深く、社会課題/構想型/アーキテクト的思考が求められるポジションの支援実績も豊富です。
「構想」「共創」「社会的意義」というワードで職種を検索するのが難しい今、組織内部の実態や人物要件を直接聞けるアクシスのようなエージェントの存在は極めて貴重です。

  • KPMGの新組織や構想系ポジションに関する情報が豊富
  • 抽象的な志向性を具体的な職務経歴書に落とし込むのが得意
  • 社会課題やSDGsへの関心を評価に結びつける設計支援
  • 選考プロセスの進め方も丁寧にサポート


MyVision|上流構想型人材の転職支援に特化

KPMGのように“社会に対するビジョン”を求めるファームでは、**「何を問い、どう構想したか」**を言語化できるかどうかが大きな分岐点になります。
MyVisionは、マッキンゼーやBCGなどの超上流ファームの支援を通じて、こうした抽象度の高いポジションへの提案経験が豊富です。

構想やパーパス起点でキャリアを再設計したい人にとって、思考の深度を理解し、適切に伝えるための伴走者になってくれます。

  • 社会的インパクトや問いの設計を言語化してくれる
  • KPMGのような“構想先行型”のプロジェクト経験者にフィット
  • 思考・理念・戦略の抽象度を強みに変えてくれる
  • 戦略志向×社会志向のポジションに数多く対応


マスメディアン|思考力や構想力をポートフォリオ化する支援に強み

「これまでデザインやプロモーションに関わってきたが、構想フェーズに挑戦したい」
「社会的意義のある領域に自分の感性を活かしたい」──
そういった志向を持つ人にとって、キャリアの再定義や棚卸しをサポートしてくれる存在が必要です。
マスメディアンは、クリエイティブ出身者の思考力や感性を、“社会やビジネス構想に活かせる力”として変換する支援をしてくれます。

  • 制作経験を“構想思考”として翻訳する支援が得意
  • 社会志向・共創型プロジェクトに進みたい人と相性が良い
  • 書類だけでなくポートフォリオ構成にも助言してくれる
  • 抽象的な志向を“見せられる力”に変える提案力がある


KPMGの中途採用では、単なるスキルや実績ではなく、**“何を起点に考える人か”**が見られます。
だからこそ、履歴書に載らない価値を理解してくれるエージェントを選ぶことが、転職成功への第一歩になります。

「これまでの仕事では答えられなかった問いに、今から挑戦したい」
そう考える方にとって、KPMGと、それをつなぐ良きパートナーは、非常に大きな意味を持つはずです。



まとめ:名前ではなく、構想で価値を生み出すコンサルティングへ

KPMGコンサルティングのSVCユニットでは、
明確な役職や型が与えられるわけではありません。

でも、だからこそ、
「自分が社会に対してどう向き合うか」からスタートできる仕事が待っています。

クライアントの相談を受けるのではなく、
社会課題を見つけ、問いを立て、誰よりも早く形にしていく。

それは、もはやコンサルタントというより、“構想家”です。

  • 世の中の違和感に名前を与え、未来の選択肢をつくりたい
  • 誰もまだ課題だと気づいていない問いに、ビジネスで応えたい
  • 肩書きではなく、構想力で勝負したい

そんな人にとって、KPMGは「思考を武器にする」ための舞台になるはずです。

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