戦略PR業界最大手の『ベクトル』。
戦略PR?広告じゃないの?という方も多いかもしれませんが、実は戦略PRと広告というものは似て非なるものなのです。
広告というのは基本的にはテレビCMやインターネットのバナー枠などの、メディア枠を買い、そこに有料で企業の出したいメッセージを出すものです。
一方で戦略PRとは、わかりやすく狭い意味でいうと、メディアに向けて出すプレスリリースや商品発表会などを工夫して、どのようにニュースとして話題かさせるかを考える、というようなイメージです。
※実際には戦略PRは、近年ビジネスのトレンドといっても過言ではなく、世の中の空気感を作る仕事を超えて社会記号やパーセプションチェンジを引き起こすよな世の中を変えていくレベルの大きなジャンルとなっています。
簡単には言い表せませんが、社会の話題を作る、そして人々の意識を変える、そのような仕事である戦略PR。
非常にやりがいがあり、今後の成長も見込まれる分野かと思いますが、実際に働いている人の労働環境などはどのようなものなのでしょうか。
そんなベクトルですが、実際に中途採用や第二新卒として転職する際にはどのようなポイントがあるのでしょうか。
募集で求められる人物像・人材などを、実際に別業界から大手広告代理店に転職した筆者の知見を交えてご紹介したいと思います。
・求人を詳しくみる(クリークアンドリバー 公式)『ベクトル』の中途採用・キャリア採用・第二新卒での募集職種
ベクトルでは企業サイトや転職エージェントを通じて、以下の職種で転職者の中途採用を行っているようです(正確な情報は公式サイトをご確認ください)。
年収:450-1000万
業務・仕事内容:社長直轄の新規事業や、PRプランナーやメディアプロモーターなど話題の仕掛け人になるポジションが多く募集される傾向にあります。
求める人材・スキル:基本的にはポテンシャル重視の採用が多い傾向にあると言えます。特殊スキルではありますが、あくまでも出目は普通に生活していて目に触れるものですので、日頃のアンテナや感性が大切になってくると言えるのではないでしょうか。
これらの職種は直接応募も可能ですが、広告代理店の転職は、タイミングによってどの案件を担当するかも大きく変わり、求められる人材・人物像や志望動機が変わります。
そうした情報を事前に持って書類作成、面接に臨み、通過率を大きく上げるには、事前に企業の採用担当者から与件を伝えられている転職エージェントに登録することで優位に立つことができます。
マスメディアンで無料で職務経歴書の作成や面接対策、ベクトルが今求める人材を面談でヒアリングする。
公式サイト:https://www.massmedian.co.jp/
『ベクトル』に中途採用で転職するためのポイント
戦略PRという比較的新しい領域ですので、その特性や広告との違い、なぜ広告ではないのかなど社会の潮流などを踏まえてしっかりと話せることは大切になるかと思います。
またPRというと聞こえは華やかですが、形のない仕事の究極でもあるので、日々メディアとのリレーションやクライアントからの要望に答えていかなくてはならない職種なので、情熱とバイタリティも求められる職種と言えるでしょう。
しかし、仕事として成果が出たときは形ではなく世の中のブームという形で現れるので、そのやりがいというのはまさにこれからの時代の新しいクリエイティブとも言える醍醐味があると言えますね。
・ベクトル向けの職務経歴書サンプル(準備中)
・ベクトル向けのポートフォリオサンプル(準備中)
『ベクトル』への転職でおすすめの転職エージェント
マスメディアン
【公式サイト】https://www.massmedian.co.jp/
利用満足度:★★★★★
宣伝会議グループが運営するマスメディアンは、広告・Web・マスコミの求人数・転職支援実績No.1クラスとの評判です。専任のコンサルタントが付き、広告会社、制作会社などの優良企業の求人多数提案してもらえます。またweb上からマイページで24時間求人が確認できるので、紹介された求人以外にも興味のある求人にチャレンジすることも可能です。大手2社の求人も比較的常時掲載されています。
シンアド転職エージェント
【公式サイト】シンアド転職エージェント
利用満足度:★★★★★
広告・PR・デジタル業界への転職に強い転職エージェント。株式会社ホールハートというと新卒で広告業界を見ていたら聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。こちらも専任のエージェントがつき、自分に合ったキャリアプランを一緒に考えてもらえます。特にマーケティング職・ストラテジックプランニング職などの、戦略・企画系の求人に強い転職エージェントです。
マイナビクリエイター
【公式サイト】https://mynavi-creator.jp/
利用満足度:★★★★★
大手転職サービスマイナビグループが運営する、Web・ゲーム・IT業界専門の転職エージェントであるマイナビクリエイター。こちらも専任のコンサルタントが付くのはもちろん、ポートフォリオなどの独特の転職フローがあるクリエイティブ転職の後押しとなるサポート機能などが多数用意されています。広告系の求人も多数ありますが、マスメディアンよりはややwebよりの印象です。クリエイティブ系の求人が多いです。
『ベクトル』の残業時間と労働環境は?口コミと評判か
ブラック度を検証
気になる『ベクトル』の残業時間・労働環境はどうなのでしょうか。広告業界/PR業界の企業なのでやはりハードなのでしょうか。
口コミ・評判サイトを見てみると、月間の平均残業時間は52時間とありました。聞く話によると割とハードに働いているイメージがあるので、実際平均はこのくらいかもしれません。
実際の口コミ・評判を見てみても、
ワークライフバランスは難しい。イベントが重なる時期は徹夜・終電帰りも多い。ただ仕事を楽しんでいる人は多い。
クライアント次第。ただ休日や長期休暇はしっかり休める。
プライベートを重視するならオススメしません。ただ、病院や役所には勤務時間の合間を縫っていけるゆるさはあった。
といった口コミ・評判のコメントが並んでいました。
実際に知人も務めていますが、はっきりいってハードだと思います。
ただメディア向けリリースであれば基本的には平日のはずなので、そういった意味であれば土日は比較的休めるのではないかと思います。
(逆に広告代理店のプロモーション部隊などは、休日に一般の人向けのイベントがあるため、そちらに時間を取られることが多いです。)
そういった意味でも、メリハリをつけて仕事を最大限楽しむといった人であれば、アウトプットは非常に華やかなものでありますので向いているのかもしれません。
その辺りの具体的なパーソナリティの話は、広告業界/PR業界を専門にしている【マスメディアン】などの“転職エージェント”に実際に行ってみて、最新の情報を聞いてみるとより鮮明になるでしょう。
『ベクトル』の年収・給料は。営業、マーケティング、クリエイティブ等の職種での違いも検証
では『ベクトル』の気になる年収・給料はどのくらいなのでしょうか。広告業界/PR業界と聞くと高年収なイメージがありますがどうでしょうか。
口コミ・評判などの平均年収・給料を算出すると、大体300-700万円くらいが相場のようです。
また過去に公開されていた求人や、広告業界/PR業界での口コミ・評判の一部を見てみると以下のような数値となっています。
- コンサルティング営業 400万-700万
- PRコンサルタント 350万-700万
といったレンジのようです。
広告業界の売上比の中でPRがシェアを獲得してきているとはいえ、やはりマスメディアの1案件の予算の大きさからなるマージンと比べると、1企業の会社員コンサルとしてのフィーはまだ物足りないのかもしれませんね。
また独立などをすると、一気に億単位まで上がる可能性もありそうですが。
その辺りのキャリアパスや、ベンチマークとなる人材の話など、詳しい情報はこちらも、広告業界/PR業界を専門にしている【マスメディアン】などの“転職エージェント”で一度詳しい話を聞いてみると、よりキャリアが鮮明になるかもしれません。
『ベクトル』についての記事のまとめ
ここまでベクトルへの転職のポイントをお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。
以前のような長時間労働や体育会系文化もなくなりつつある中で、誰もが知っているテレビCMやマスキャンペーンに携われる環境は、以前にも増して魅力的と言えるのではないでしょうか。
当記事がみなさまのキャリアの一助となれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。