コピーライター志望動機の書き方&NG例|未経験から転職するには?

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コピーライターに転職したいと思ったとき、最初につまずくのが「志望動機の書き方」です。
とくに未経験の場合、「言葉が好き」だけでは通用せず、何をどう書けば伝わるのか分からなくなりがちです。

この記事では、未経験でも通過率が上がる志望動機の構成やNG例、
実際の例文、面接で見られるポイントまでをまとめました。


コピーライターの志望動機で見られていること

単なる「言葉が好き」では足りない

コピーライター職の志望動機では、「言葉が好き」「広告が好き」などの熱意だけでは不十分です。
よくあるのが「SNSで文章を書いています」「エモいコピーを書きたい」といった言い回しですが、これでは評価されません。

見られているのは**「その言葉にどういう狙いがあり、なぜその表現を選んだのか」**という考え方の部分です。
つまり、**表現に戦略を宿らせられるかどうか。**それが言葉の説得力に直結します。


説明できるか、もしくはできるようになるか

実務では「言葉の意図」を説明できることが求められます。
未経験でも、「なぜこの言葉を選んだのか」を言語化しようとしている姿勢があるかどうかで、面接の印象はまったく変わります。


コピーライターは配属先でまったく違う職種になる

実は、コピーライターという職種は、会社のタイプによって求められるものがまったく違います。
志望動機を書くときは、どのタイプの会社に行きたいかを意識して言葉を選ぶ必要があります。

総合広告代理店の場合

  • 統合キャンペーンやテレビCMなど、大規模・戦略的な案件が多い
  • マーケティング要素が強く、「誰に・何を・どう伝えるか」を上段から設計する力が求められる
  • プレゼンで通す力、抽象と具体を行き来する柔軟さも必要

制作会社の場合

  • パンフレットや会社案内、ポスターなどの紙系クリエイティブが中心
  • 地道なアウトプットを粘り強く続けられる実行力、クラフトスキルが重視される
  • 地味な仕事でも価値を見出せる視点が必要

インハウス(事業会社)の場合

  • ブランドのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やマーケ施策を社内で言語化していく仕事が中心
  • 社内の調整や合意形成など、「伝える順番」も含めた設計力が求められる
  • 長期視点でブランドと向き合う力、経営・事業への感度が重要

志望動機の構成|5ステップで書く

  1. 目標:どんなコピーライターになりたいか
  2. 思考:なぜそう思うようになったのか(背景・価値観)
  3. 行動:そのために何をしてきたか
  4. 成果:どんな学びや手応えがあったか
  5. 活用:それが今、どう活きているか/どんな貢献ができるか

→ この構成で書けば、未経験でも自分の考えが伝わる志望動機になります。


NG例|通らない志望動機のパターン

NGパターンなぜNGか?
「言葉の力を信じている」熱意だけで具体性がない
「広告が好き」抽象的で、誰でも書ける
「SNSで文章を書いています」仕事と趣味の線引きが曖昧
「エモいコピーを書きたい」実務で求められるのは“ワークするコピー”

書けないときに意識したい「行動の証明」

コピーライター職は人気があり、応募者も多いため、差がつくのは「行動しているかどうか」です。

  • ポートフォリオを作っている
  • noteやXなどで継続的に発信している
  • 知人の飲食店や小規模事業のコピーを引き受けたことがある
  • 自分で営業して案件を取りに行った経験がある

→ こうした行動が、単なる「やる気」ではなく**“地に足のついた熱意”として伝わります。**


コピーライターに「才能は必要ない」って本当?

宣伝会議などでは「才能は必要ない」「誰でもなれる」と教えるケースもあります。
しかし、実際の選考現場では**“表現のセンス”がある人が選ばれることも多いのが現実です。**

もちろん、圧倒的なセンスがすべてではありません。
それを支える素直さや吸収力、思考の粘り強さが評価されるケースもあります。
ですが、「型だけ学んでいればOK」と思ってしまうのは、やや楽観的かもしれません。


志望動機の例文(未経験)

前職では営業職として、お客様への提案書を作成する中で、言葉の選び方で反応が変わることに面白さを感じました。

コピーライターという仕事に惹かれたのは、言葉を選ぶだけでなく「誰に、何を、どう伝えるか」を考える設計の仕事だと知ったからです。

未経験ですが、noteで言葉を発信しながら、ポートフォリオを制作しています。
書いた言葉に狙いを込められるよう、戦略と感覚の両方を鍛えていきたいです。


志望動機の例文(経験者)

制作会社でコピーライターとして3年働く中で、施策単位のコピーだけでなく、ブランド全体の言語設計に携わりたいと思うようになりました。

今後はインハウスのポジションで、プロモーションだけでなく社内向けコピーやCMのオリエン資料など、言葉で“組織を動かす”仕事にチャレンジしたいです。

コピーを表現だけでなく「設計」に昇華できるような視点を持ち、長期的にブランドに寄与するクリエイティブを目指します。


面接で深掘りされる可能性がある視点

  • なぜコピーライターなのか? 他の職種と何が違うと思うか?
  • これまでに直面した困難や、苦手だったことは?
  • 今後どんなコピーを書いていきたいか?
  • 逆質問で「自分らしさ」を出すとしたら何を聞くか?
  • (余裕があれば)中期経営計画を読んでどう感じたか?
    → これは必須ではありませんが、会社や事業への感度を示す材料としては有効です。

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