今や転職に欠かすことのできない転職エージェントサービス。しかし、そのサービスのクオリティは担当するコンサルタントが握っているのが現状です。そこで、キャリアコンサルタント歴10年の近藤氏に外れ転職エージェントの特徴、むかつくと言われるコンサルタントを選ぶデメリットなどをご紹介いただきました。
記事を書いた人
近藤
キャリアコンサルタント歴10年。数々の求職者と面談を行い、その人のキャリアに合った提案を行う転職エージェント。
1勝手に話し続ける
キャリアのプロフェッショナルとしての国家検定であるキャリアコンサルタントの試験要件においても、キャリアコンサルタントに求められるのは求職者が主体的に話をすることができる環境を作ることが求められています。
それをないがしろにして、一方的に求人の紹介やキャリアについて話し続けるキャリアアドバイザーはあまりコンサルタントとしてのスキルが高いとは言えないのが実情です。そのような場合は他のアドバイザーに変えてもらうことや、別の転職エージェントサービスを利用することも検討に入れましょう。
2何が課題かを明確にしてくれない
キャリアコンサルタントの重要な役割のひとつに、求職者の問題・課題把握があります。そこを整理せずに、求人紹介や転職活動を無理やり進めてくるコンサルタントは良いコンサルタントとは言えません。しっかりと、自身の課題が何かを向き合ってくれるコンサルタントを選ぶようにしましょう。
3目標を明確にしてくれない
求職者には今できることとできないことがあります。それらを整理して長期の目標、中期の目標、そしてそこから逆算して、短期の目標、次のステップを決めるのが正しい転職フローです。それを明確にすることで次のキャリアの方向性も決まってくるので、それをせずにいきなり求人を紹介してきたり、転職を進めてくるコンサルタントはデメリットのある転職エージェントと言えるでしょう。
4応募を無理に進めてくる
2,3と関連することになりますが、まずキャリアコンサルタントに求められるのは課題の発見と、目標の設定です。それらを飛ばして応募を無理に進めてくる転職エージェントとの付き合いはデメリットと言えます。一般的に評判・口コミなどでむかつくと言われるコンサルタントもいきなり応募を進めてきたり、求職者の意見を聞かずにまともにコミュニケーションを取れない場合が多いと言えるでしょう。
5フィードバックをくれない
こちらは優秀と言われるキャリアコンサルタントでも中々できない方が多いのが現状です。いつまでに転職したいと求職者側に目的がある場合、課題発見、目標の設定をしっかり行った後であれば、あとは選考になれるというのも一つの正解だからです。しかしやはり落ちた選考、断られた選考には根源的な理由があることも多いので、しっかりとフィードバックをくれるコンサルタントというのは優秀と言えるので、そうしたコンサルタントを選ぶことはキャリアにおいてメリットと言えるでしょう。
おわりに
以上、外れ転職エージェントのポイントについてお話いたしましたがいかがでしたでしょうか。こちらの記事も随時更新していきますので、ブックマークの上定期的にご確認いただけますと幸いです。それでは皆様のキャリアがより良い方向に向かうことを願っております。