“ブラック企業”という言葉が多くの人に認知されるようになってからはや数年。
近年は政府が主導する働き方改革の浸透などもあり、徐々に改善の兆しが見えている企業も多いのではないでしょうか。
一方でこの時代の潮流の中でも、一部の業界ではいまだに長時間労働や、パワハラの事件が思い出したように漏れ伝わって来ます。
そんなとき気になるのが、“長時間労働の代名詞?”とも言える広告業界の現在の残業状況、激務・ブラック度。
テレビCMや巨大キャンペーンなど、自分が作った仕事が世に出るやりがいがある分、ブラックな話もちょいちょい耳に入る広告業界。
憧れはあるけど二の足を踏んでしまうな・・
という方も多いのではないでしょうか。
年収や就職・転職のコツなども気になるところではありますよね。
では実際に広告業界は残業過多で、激務、ブラック企業が多いのでしょうか?
実際に広告代理店に勤務する筆者が、気になる年収・給料や、就職・転職のコツまで大公開!
これを読み終えれば、あなたもすっかり広告業界の事情通?!
広告業界の平均残業時間は78時間。平均と比べると・・
数年前のデータですが広告業界の平均残業時間を調べてみると、約78時間というデータが出てきました。
厚生労働省が発表している毎月勤労統計調査の平均14.5時間と比較すると、若干平均より多い傾向にあるようです。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r01/0110p/0110p.html)
しかし、実際に筆者も現在大手広告代理店に勤務していますが、全ての月でこんなに残業をしていたら即コンプラ委員会が飛んできます。
おそらく業界トップ10に入っている規模の広告代理店はどこもそうなのではないでしょうか。
もちろん繁忙期、特に営業職はこのくらいの残業時間をこなすことはあるのかもしれませんが。
ただ、近年は少しずつ改善されている傾向にあるはずです。
直近で大手3社の営業職の求人票を見てみても、
- A社 営業職 30h-60h
- B社 営業職 固定残業代48h
- C社 営業職 みなし労働時間 7h15-(あやしいw)
とあります。
実際に、営業職は広告代理店の中で全ての職種の司令塔的役割があるので、時には70時間近い残業もあるとは思いますが、ほかの職種などは、プレゼン前の徹夜などはあるにせよ、暇な日は割ともはや出社しなくていい、なんてことも割とありますので、詳しいところは個別に聞いてみると良いかもしれません。
残業時間は個別の企業や職種によって大きく違います。月に20時間程度の広告代理店も身近にありますので、もっと詳しいことを知りたい方は、一度転職エージェントの面談を受けてみることをお勧めいたします。
宣伝会議グループ「広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン」
広告業界×ブラックで調べるとこんな口コミも・・(実際のリアルな知人の声も記載!)
では実際に、広告業界はブラックなのでしょうか。
知人の声を集めるとこんな口コミも
基本フレックスかつフリーアドレスだからスタッフ職(クリエイティブ、マーケティング職)はいなくてもバレない。今週まだ会社行ってない(木曜日談)
夜は確かに遅いけど、朝も自由だから、目覚ましかけないで起きて、筋トレして、そっから出社してるから特に苦ではないかな。
少し前ですが、最大手広告代理店ではこんな口コミも。
0時近くまで残業してそこから3時くらいまで飲みに行ってた・・例の事件以来それなくなっただけでもほんと楽・・
仕事が終わると先輩が会社近くのホテルの一室を取っていて、そこで部屋飲み。そんなのが毎日続いてる感じ!
と、なかなかブラックな発言も飛び出していました。
ただ、近年ではその傾向もだいぶ弱まっているようなので、実際には普通の会社と同じような働き方にかなり近づいているのではないでしょうか。
上記は実際に広告代理店に勤務している人間の、パーソナルな生の声ですが、転職エージェントは正確な残業時間、給料、年収の情報を保有しているので、気になる方は面談で疑問を解消してみてはいかがでしょうか。
宣伝会議グループ「広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン」
広告業界の気になる年収は?営業は高くて他は低い?職種別でも検証!
広告業界は基本分業制のため、それぞれ専門職があります。
なので、その職種によっても実は給料が若干違うなんてこともままあります。
(基本的には会社なのでそんなに大きく変わることはないと思いますが)
大手広告代理店のA社の求人をみてみましょう。
- A社 営業職 年収 400-800万
- A社 メディア職 年収 400-750万
- A社 マーケティング職 年収 600-1000万
とあります。
雇用形態などによるとは思いますが、割と営業は最終的には高い印象がありますが、求人の入り口としてはより高度な専門性を要求されるマーケティング職の年収が他より高い傾向にあるようですね。
そして、実は上記のような求人はリクナビネクストのような“転職サイト”にはあまり掲載されません。
なぜなら採用とは経営戦略に直結するものだからです。
なので、希少な専門職、良い待遇の求人を求めている方は“非公開求人”を多く保有する、転職エージェントの登録がおすすめです。
宣伝会議グループ「広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン」
広告業界に就職・転職するには?オススメの転職エージェントもご紹介
では、実際に中小企業営業→大手広告代理店への転職の際に、約30社の転職エージェントを利用した筆者が、広告業界/広告代理店への転職に際しオススメと言える転職エージェントを以下でご紹介いたします。
★広告業界/広告代理店への転職でオススメの転職エージェントはこちら
マスメディアン
【公式サイト】https://www.massmedian.co.jp/
利用満足度:★★★★★
宣伝会議グループが運営するマスメディアンは、広告・Web・マスコミの求人数・転職支援実績No.1クラスとの評判です。専任のコンサルタントが付き、広告会社、制作会社などの優良企業の求人多数提案してもらえます。またweb上からマイページで24時間求人が確認できるので、紹介された求人以外にも興味のある求人にチャレンジすることも可能です。大手2社の求人も比較的常時掲載されています。
マイナビクリエイター
【公式サイト】https://mynavi-creator.jp/
利用満足度:★★★★★
大手転職サービスマイナビグループが運営する、Web・ゲーム・IT業界専門の転職エージェントであるマイナビクリエイター。こちらも専任のコンサルタントが付くのはもちろん、ポートフォリオなどの独特の転職フローがあるクリエイティブ転職の後押しとなるサポート機能などが多数用意されています。広告系の求人も多数ありますが、マスメディアンよりはややwebよりの印象です。
広告業界についての記事の終わりに
広告業界の残業事情、激務度、ブラック企業について検証して来ましたがいかがでしたでしょうか。
実際に広告代理店に勤務してみると、確かに大変な時期・タイミングというものはあります。ただし、昔のような徹夜&徹夜&徹夜という状況は今は聞かないですし、何より自分の携わった広告が世に出るやりがいというのは、ほかの業界ではなかなか感じられない魅力なのではないでしょうか。
また、エージェント経由で就職・転職先を探すことで、事前に残業時間・ブラック度、パワハラの有無なども、ある程度調べることができます。
残業過多による事件などで変革期にある広告業界。
しかしそのやりがいは他ではなかなか手に入れられないもの。
興味がある方は、ぜひ一度お話しだけでも聞かれてみてはいかがでしょうか。
宣伝会議グループ「広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン」
当記事は以上となります。お読みいただきありがとうございました。