広告の仕事は興味あるけど、うわさに聞く体育会文化、長時間労働などのブラック体質が怖くて就職・転職に踏み切れない方というのは意外に多いのでは無いでしょうか。
今回はそんな”ブラック体質”が叫ばれる広告業界の中で、労働満足度の高い=やりがいを持って働ける企業をピックアップ。
これを読めば、次のキャリアは勇気をもって広告業界に飛び込めるかも?!
労働時間に対する満足度は総合広告代理店もネット広告代理店も混在
年間2000万人が訪れる企業口コミサイト「キャリコネ」が発表した「広告業界の“労働時間の満足度が高い企業”ランキング」によると以下のようなTOP5の構成となりました。
1位:サイバーコミュニケーションズ |
2位:電通 |
3位:サイバーエージェント |
4位:ADK |
5位:博報堂 |
軒並み大手の有名どころが名を連ねましたが、1位のサイバーコミュニケーションズは一般の方にとっては中々聞きなれない名前なのではないでしょうか。
サイバーコミュニケーションズはメディアレップと呼ばれる、広告の卸を担当する企業で、電通グループに属しています。業界では博報堂グループのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)と並んで2強と目される大手企業です。
(カタカナばかりでてんやわんや・・)
ひとつひとつ整理していきましょう。
そもそもメディアレップとは何ぞやといった所ですが、
例えばキャリジャン化粧品という化粧品会社が、新製品を出しました。そこで、市場が伸び続けているインターネット広告を出稿したい!となっても、いちいち東洋経済とかニュースポストセブンとかのメディアに枠に問い合わせるのは大変ですよね。
そこで間に入るのがメディアレップで、多様な広告枠を保有して販売してくれる、いわゆる卸のような役割をしています。
さらに言えば、どのメディアに出すかというのも普通に事業をしている会社には中々判断しづらいもの。しかも掲出する際のバナーや動画を作るノウハウも大抵は保有していません。
そこで間に入るのがサイバーエージェントやセプテーニといったweb広告代理店で、そこで彼らがメディアプランやクリエイティブを制作して売上向上の手助けをしてくれます。
図にするとこんな感じ。
つまりは広告主、web広告代理店、メディアレップ、媒体社
この4つで今のインターネット広告業界は成り立っていると言えるのでしょう。
メディアレップの働き方の魅力とは
メディアレップの知人に魅力を聞いた所、一番は最新のテクノロジーが日々進化している環境で、若くても裁量を持って働ける環境を一番に上げていました。
メディアレップは新興のジャンルですので、既得権益のしがらみも少なく、20代でもガンガン活躍している人が多いイメージがあります。
恐らく先のアンケートで上位に来たのも、日系企業の負の側面でもある無駄に多い打合せや、先輩が帰るまで帰れない・・のような文化がないのも影響しているのではないでしょうか(今はどこもそういった文化は減っているかと思いますが)。
また最近ではただメディアを広告会社や広告主に流すだけでなく、新しい広告手法、サービスの提案までも行っているそうで、時には紙媒体やイベントも絡めた提案をすることも多いそうです。
テクノロジーというのはある程度まで行くと各社の効率化によって頭打ちになってくるので、そこで会社の若さを活かして新たな領域にチャレンジして行けるような環境が整っているのではないでしょうか。
また既存の紙媒体のデジタル化などのサポートも行っているそうで、そうすることでさらに自社で販売できる広告枠を増やしていくといったようなビジネスまで手掛けているようです。
メディアレップに受かるには
業界最大手のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(=DAC)の求人案内を見てみても、特定のポジションの募集には経験が求められることもあるようですが、職種を限定しないオープンポジションなどでは「デジタルに興味がある人」のみの要件で、幅広く募集を行っているようです。
急速に市場規模を拡大しているインターネット広告業界ではどこも人手不足のため、おそらく若さとやる気でさえあればしっかりと教育してくれる環境も整っているようです。
またデジタルというのはある程度若い人材を組織的に動かすためにもフォーマット化されている部分が多くあります。
例えば本来のCMクリエイティブなどは何年も修行をしてやっと世に出せるものを作れますが、バナー広告などはある程度成功法則が決まっているため、少ない期間の修行である程度スキルを身に着けることもできます。
(当然及第点、というだけでweb広告のスペシャリストによる成果は本当に目を見張るものがあります)
そんな環境下ですので、比較的若く、チャレンジ精神が旺盛な方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おすすめエージェント
※準備中
おわりに
今回は”労働時間に対する満足度が高い”企業として挙がったサイバーコミュニケーションズをはじめとしたメディアレップについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
みなさまのキャリアがより良いものとなることを心より願っております。
本日はここまで!
お読みいただきありがとうございました。